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精神科後期臨床研修

精神科後期臨床研修

当院における精神科後期臨床研修の特徴

精神科救急を中心として、多様な精神疾患の臨床にあたる

当院は、地域の基幹病院として精神科救急病棟、認知症治療病棟、ストレスケア病棟などの病棟を有しており、年間に新規初診約2,200人、入院約1,420人の患者さんの診療にあたっています。

とくに精神科救急は広島県西部を中心に年間1,056人の患者さんを受け入れています。措置入院、応急入院を含むあらゆる入院形態に対応しており、多様な精神医療ニーズに応えています。当院で研修をすることで、多彩な症状を呈する初発や急性期の診断、治療技術を磨くことができます。

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精神医療の脱施設化・地域移行に携わる

精神科病床における長期入院の解消と地域生活支援は現在わが国の精神医療の直面している最重要課題のひとつです。当院では入院患者さんの退院促進に積極的にとりくんでいます。患者さんたちが同世代の健康な人たちと同様の生活を送ることができることを目標に、一般就労を目指した支援から通所困難な患者さんの在宅生活支援まで多層的な支援を行っています。

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認知症の初期診断、通院・入院治療から地域ケアまで学ぶ

当院は、広島市西部の認知症疾患医療センターに指定されています。地域の認知症医療の要として、地域のかかりつけ医、認知症サポート医と連携し、多様な認知症疾患の初期診断から外来・入院治療、地域ケアまでを一貫して担っています。

また、地域包括支援センター、ケアマネージャー、介護・福祉施設等と協力し、認知症による入院においても急性期化を行っています。

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最新の知見に基づく適正な精神医療を実践する

精神医療は近年、新規薬剤の登場、EBM(evidence based medicine)の浸透や脱施設化・ノーマリゼーションの流れなどにより、大きく様変わりしつつあります。当院では、常に患者さんに最新の知見に基づく最適な治療を受けていただけるよう取り組んでいます。

薬物治療においては、忍容性の高い新規抗精神病薬・抗うつ薬などを積極的に採用し、第一選択としています。処方の単剤化や減量にも力を注いでいます。治療抵抗性統合失調症の患者さんに対してはクロザピンによる治療も行っています。医師だけでなく看護師・薬剤師も連携して薬物治療の評価を行い、処方の適正化に取り組んでいます。

全身麻酔下での電気けいれん療法は、安全で効果の高い麻酔管理・刺激手法を導入し、学会でも高い評価を受けています。気分障害などの患者さんに対する効果が世界的に広く受け入れられている認知行動療法の充実を図っています。

また、光トポグラフィーを導入し、うつ病の客観的・生理学的評価に取り組んでいます。

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草津病院

〒733-0864 広島市西区草津梅が台10番1号

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